邦楽ロックバンド辞典

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バンドマンの収入の話

 

こんばんは。

今回はバンドマンの収入の話について書こうと思います。

 

インディーズや200キャパが埋まらないくらいの売れてないバンドマンの収入源はだいたいがアルバイトなどです。

彼らはCDや物販、ライブによる収入がほとんどないので、アルバイトをいくつも掛け持ちして、そこからスタジオ代、ライブハウスの出演費等を捻出しています。

ちなみに、バンド活動での出費はこんな感じになります。

  • レコーディング費(CD制作費)
  • グッズ制作費
  • MV制作費
  • ライブハウスの出演費
  • 遠征費(車のレンタル、宿、ガソリン代等)
  • スタジオ費
  • 楽器費(メンテナンスや購入等)
  • 雑費(衣装代等)

 

事務所に所属していれば、おそらくすべて事務所負担で活動ができます。

ただ、事務所に所属していて、かつメジャーの舞台で活躍しているバンドでも、バンドごとの契約や、メンバー間の活動の幅によりもらえる金額が変化します。

メジャーバンドの場合、だいたいの収入は以下のようになります。

  • 固定費(事務所の固定給)
  • 出演料(ライブやメディアへの出演料)
  • 印税
  • グッズ売り上げ

出演料などは出演したものの数によって変動するため、収入は会社員のように安定しているわけではありません。

また、グッズの売り上げも、契約により様々で、物販の売り上げを大多数もらえるバンドもいれば、ほぼもらえないようなバンドも。

 

そして、一番謎な印税。これについて説明します。

まず、CDの売り上げ収入が主なものということはなんとなくわかりますよね。

実はここには、CDの売り上げ以外にカラオケで楽曲がうたわれた時の費用や、メディアで使用された時の費用なども含まれています。

さらに、楽曲を他アーティストに提供していた場合も、上記の事柄により収入が発生します。

ここで、気づく方もいらっしゃると思います。

例えば、ボーカルが作詞、ギターの方が作曲をしていた場合、CDの売り上げ以外の印税を受け取れるのはこの2名のみとなります。

そのため、バンド内で収入格差が生まれることもあり、それをなくすために作詞作曲にバンド名を使用して、メンバー全員が均等に受け取れるようにしているバンドもいるようです。

 

しかし、メジャーバンドであっても固定給や印税のみで食べていく事は難しく、副業としてアルバイトをしている方や、ソロで活動しているアーティスト、アイドルなどのバックバンドにサポートミュージシャンとして参加し、収入を得ている方もいます。

アーティストの人気やライブの規模により異なりますが、1本のツアー(全ライブ参加)でサラリーマンの1ヵ月分の収入になることも。

バンドマンの大きな収入源になっており、サポート活動をしている方々が多いのはこのためです。

 

今回は、バンドマンの収入について書かせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。